馬術の反則はちときつい

Horse of the Day:馬の足を痛める物質
馬術競技の反則を防ぐのにガスクロマトグラフィーを使おう、という話。


とりあえずツッコミ。
ガスクロマトグラフィーは正確ではあるけれど、迅速では無いと思われます。
サンプルを気化させてから測定するから、ガス、でしたっけか。 cf. HPLC
もちろん精製にも利用されるけど、この場合の目的は微量物質の検出+定量って感じで。
精密検査を匂わせる事での抑止効果に期待、みたいな。


それよりも原文見て驚いたのは、反則の方法。
Gas Chromatography - Technology Studied for Horse Soring Protectionhromatography Technology Studied for Horse Soring Protection

the application of mustard oil, diesel fuel, kerosene or other irritating agents to a show horse's legs to accentuate his gaits.

カラシ油(allyl isothiocyanate)、ディーゼル燃料(軽油重油)、ケロシン(灯油)、その他の刺激物質を馬の足に塗って、故意に痛みを与えて、馬がキビキビ動くように、、、って、
ひー。。。


というわけで揮発性物質はお任せのガスクロマトグラフィーでどんな違反も見逃しません、とか何とか。


関連URL:ガスクロマトグラフィー - Wikipedia